ライボルト社製ディスプレイ付き真空計

今回のご紹介はLeybold社の真空計PTR90N Display。
当該機はMEMSピラニと冷陰極電離(コールドカソード)の組み合わせとなるPTR90シリーズの表示器内蔵タイプ。

これの何が良いかと言うとその名の通りタッチパネル式の液晶モニタが付いているということです。それだけかと思われますが、それだけが非常に良いのです。液晶ディスプレイ一体型の真空計は他のメーカーにはありません。
(MEMS回路でコンパクトになって、機械的耐性に優れる、誤差が少ない等、良いところは勿論他にもあります!)


別途コントローラーや表示器が必要ないので環境が非常に簡潔にスッキリします。実験室や研究設備等、雑多になりがちなので。。。(私の経験上の話ですが)
小型で強固なステンレスボディもカッコよくデザイン性にも優れていると感じます。
ライボルトの担当営業の方の話によると意外にも見た目で入る方も多く、大学の研究室などでも採用され、若い世代にも好まれるようでその目新しさが展示会でも好評な様子です。

操作はシンプルで画面上の任意の個所をタッチしてメニューが表示され、
・表示角度(0°/90°/180°/270°)
・アラーム(上限/下限 圧力しきい値の設定)
・圧力単位(Pa /mbar /torr)
・セットポイント(外部プロセス機器の制御に使用できるリレーを搭載)
の設定が可能です。

スペック等、技術情報については製品紹介のページに記載がありますので参照してみてください。
ライボルト真空計技術情報

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